地球の反対側で起きた惨事は、決して対岸の火事ではない。日本とコロンビアは、同じ環太平洋火山帯(リング・オブ・ファイア)の周縁に位置し、プレート沈み込み帯の活動という共通の宿命を共有している。
とりわけ今回の事例が浮き彫りにした「山岳地帯の孤立」と「通信網の早期ダウン」は、日本の南海トラフ巨大地震や首都直下地震、さらには各地方での地震対策においても最重要課題だ。過疎化と高齢化が進む日本の地方部において、災害時のアクセスの確保と自律的な防災体制の構築がどれほど急務であるかを、今回の出来事は強く物語っている。