物語最大の山場となるのが、鳥取砂丘をモデルにした「さきゅうまち」での緊迫した展開です。あきを待つあいだに大きな犬に咥えられて連れ去られてしまったこんを、あきは必死に砂丘を探し回ります。砂に埋もれていたこんを発見したとき、こんは泥だらけで完全に動かなくなっていました。
これまで守られる側だった幼いあきが、重くなったこんを背負い、涙をこらえながらおばあちゃんの家を目指します。たどり着いたおばあちゃんの家で、こんはすぐにお風呂に入れられ、丁寧に縫い直されて元の元気な姿を取り戻します。最後は全員で温かいお風呂に入り、平和な夜を迎えるという、安堵感と深い愛情に満ちた結末が描かれます。