ドイツの気候学者ウラジミール・ケッペンが定義した気候区分において、西岸海洋性気候は「Cfb」というアルファベット記号で表されます。記号の意味を分解すると、気候の特徴がそのまま浮き彫りになります。
- C(温帯):最寒月平均気温が-3℃以上18℃未満(※最新の学術基準では0℃以上18℃未満とする場合もあります)。
- f(年中湿潤):feucht(ドイツ語で湿潤)を意味し、乾季が存在せず1年を通じて雨が降る。
- b(温暖):最暖月平均気温が22℃未満かつ、10℃以上の月が4ヶ月以上存在する(=夏が極端に暑くならない)。
テストで雨温図が出題された際は、まず「夏の気温が22℃のラインを超えているか」と「降水量のグラフが年間を通して平坦か」の2点を確認するのが最短の解法です。日本の大部分を占める温暖湿潤気候(Cfa)は夏に30℃近くまで達しますが、Cfbは真夏でも20℃前後に留まり、非常に過ごしやすい曲線を描きます。