日本人の平均的な顔立ちと比較して圧倒的に彫りが深い俳優を目にすると、視聴者の間では自然とルーツへの関心が高まります。しかし、関係者への取材や公式プロフィールを検証すると、噂される大半が「純日本人」であることがわかります。
代表的な事例として真っ先に名が挙がるのが阿部寛です。映画『テルマエ・ロマエ』で古代ローマ人役を演じ、原作者からも「日本人離れした彫刻のような骨格」と絶賛された彼ですが、神奈川県出身の生粋の日本人です。また、エキゾチックな眼差しと濃密な色気を誇る北村一輝も大阪府出身の日本人であり、過去のトーク番組でも「海外に行くと現地の人に現地語で話しかけられる」と笑いまじりに語っています。
なぜ彼らはこれほどまでに濃い顔立ちなのでしょうか。形質人類学や遺伝学の見地では、日本列島の先住系である「縄文人」の遺伝的特徴(二重まぶた、厚い唇、眉弓の隆起、立体的な鼻骨)を強く受け継いでいるためと説明されます。ハーフやクォーターではなくとも、日本古来のDNAの現れ方によって彫りの深さが際立つのです。