全国に約八万社存在する神社。その神職を養成する機関として、國學院大學の神道文化学部は決定的な役割を担っている。神社本庁の神職資格を取得できる高等教育機関は、東の國學院、西の三重に拠点を置く皇學館大学のわずか二校のみだ。
神道学の探究は、単なる宗教儀礼の習得にとどまらない。自然を畏怖し、共同体の安寧を祈る日本人の根源的な死生観を学問として体系化する営みだ。東京・渋谷という国際情報の発信地に位置する國學院は、国内外へ向けて日本文化の深層を発信するハブとなっており、伝統の護持とグローバルな発信力という二つの翼を持つ点で、独自の存在感を確立している。