本作を理解する上で避けて通れないのが、「出題編」と「解答編」という二部構成のシステムだ。物語は一見、同じ時間軸(昭和58年6月)を何度も繰り返すループものとして進行する。しかし、それぞれの世界は単なるパラレルワールドではない。
出題編(鬼隠し・綿流し・祟殺し・暇潰し)では、視聴者に対して徹底的に「謎」と「絶望」が突きつけられる。凄惨な事件が起き、誰も救われないまま幕を閉じる。そして解答編(目明し・罪滅し・皆殺し・祭囃し)において、それらの事件の裏側にあった真実や、キャラクターたちの隠された動機が明かされていく。この「謎解き」の快感こそが、本作が長年愛され続ける最大の理由だ。