人見神社を訪れる際、最大の分岐点となるのが「表参道の石段を自力で登るか」、それとも「車で山頂駐車場まで上がるか」という移動ルートの選択です。現地の道路事情や身体への負荷は大きく異なります。
徒歩で挑む表参道には、一直線に空へと伸びる324段の急石段が待ち構えています。傾斜角が非常にきつく、手すりは整備されているものの、普段運動不足気味の成人であれば途中で息が上がるほどの過酷さです。登りきるまでには約10分〜15分を要しますが、石段を1段ずつ踏みしめ、背後に広がる街並みが徐々に遠ざかっていく感覚は、古来の修験道にも通じる格別の達成感を与えてくれます。
一方、車で山頂を目指す場合は、神社の南西側から伸びる裏参道の車道を利用します。山頂直下の広場には約10台〜15台分の無料駐車場が用意されており、石段を登ることなく社殿のすぐそばまでアクセス可能です。
ただし、この車道には極めて注意が必要です。道幅が乗用車1台分ほどしかなく、カーブが連続する急勾配となっています。対向車が来た場合のすれ違いポイント(待避所)は限られており、大型SUVやミニバン、運転に不慣れなドライバーにとってはプレッシャーのかかるルートです。混雑する週末や初詣期間中は麓の臨時スペースを利用するか、慎重な徐行運転が求められます。