日本のビジネスシーンでも、採用や昇進において体型を理由に不利益を被る「アピアランス・バイアス(外見偏見)」への対策が本格化している。外資系企業を中心に、人事評価シートから体型や容姿に関する主観的な評価項目を完全に排除する動きが広がった。多様性(ダイバーシティ)の文脈に、ようやく「体型の多様性」が加わった形だ。
しかし、現場の意識改革は一朝一夕には進まない。無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)は根深く、「自己管理ができていない」という古い価値観を抱く管理職層との間で、摩擦が生じるケースも報告されている。真の多様性実現には、制度設計だけでなく、地道な社内教育が欠かせない。