わが子の存在は、政治家・野田聖子の原動力そのものを根底から塗り替えた。自由民主党の要職や大臣を務めるなかで、彼女が精力的に取り組んできたのが医療・福祉分野の抜本的な改革だ。とりわけ、人工呼吸器などの医療的ケアが日常的に必要な子どもたち、いわゆる「医療的ケア児」を支援するための法整備には並々ならぬ情熱を傾けてきた。
衆議院の現場において、自らの当事者としての経験を政策に反映させる姿は、党派を超えた支持を集めた。制度の谷間に落ち込んでいた家族に光を当て、社会全体で障害児を支える仕組みをつくり出す取り組みは、永田町の政治空間に新たな温もりと実効性をもたらしている。