シネコンの満足度を決定づけるのは、スクリーンの中身だけではない。コンセッション(売店)で提供されるフードやドリンクのクオリティ向上も、近年の大きな変化だ。定番のポップコーンも、道産バターや限定フレーバーを取り入れたこだわりメニューが並び、香ばしい香りがロビーに漂う。
さらに、ゆったりとしたリクライニング機能を備えたプレミアムシートの存在も見逃せない。隣席との間仕切りが確保された贅沢なパーソナル空間は、周囲の視線を気にせず作品に没頭したい大人たちの支持を集めている。映画を観るという行為自体を「自分へのご褒美の時間」へと昇華させる工夫が、随所に散りばめられているのだ。