「すぐに足が大きくなるから」と、1サイズ大きな靴を買い与えてはいないだろうか。陸上ならともかく、水辺においてその油断は致命的なアクシデントを引き起こす。足と靴のプロフェッショナルであるシューフィッター(FHA公認技術者)は、水陸両用靴のフィッティングにおいて明確な警鐘を鳴らす。
水中に入ると、水の浮力と水流の抵抗が靴に強く働く。大きすぎるサイズを履いていると、水流にあおられて靴が簡単に脱げ落ち、流された靴を追おうとして子供が深みにはまるリスクが跳ね上がる。さらに、靴の内部で足が前後に滑ることで、侵入した砂粒がやすりのように皮膚を擦り、激しい靴擦れを誘発するのだ。
プロが推奨する適正サイズの見極めポイントは以下の通りだ:
つま先の捨て寸は、スニーカーで一般的な1cmではなく、5mm前後のジャストフィットを狙う。甲部分をベルクロ(面ファスナー)やコードロックで微調整でき、足首周りがしっかり固定できる構造を選ぶ。試着の際は、踵をしっかりと靴のヒールカップに合わせた状態で甲のベルトを締め、つま先を指で押して隙間を確認する。可能であれば素足での試着だけでなく、水遊び用の薄手ソックスを着用した状態でのフィッティングが理想的だ。