マイナンバーカードを活用したパスポートのオンライン申請(切替申請・新規申請)が全面的に定着した2026年、申請時のサイン登録方法も大きな進化を遂げた。スマートフォンの画面上にタッチペンや指でデジタル署名を行う形式が一般的となっている。
しかし、スマホの画面上に描くデジタルサインは、紙にペンで書くよりも筆跡が乱れやすいという課題がある。適当に画面をなぞって崩れたサインを登録してしまうと、そのままパスポートのICチップや顔写真ページに印刷されてしまう。
デジタル申請であっても、そのサインは渡航先で何年間も使い続ける公的筆跡となる。画面入力だからと妥協せず、細部まで丁寧に描く意識が必要だ。デジタル化が進めば進むほど、アナログな「筆跡の一致」が持つセキュリティ的価値は高まっている。