私生活での大きな転機を経験しながらも、澤村拓一のマウンド上の闘志が衰えることはなかった。読売ジャイアンツで抑え投手としてタイトルを獲得するなど躍動したのち、環境を変えるべく千葉ロッテマリーンズへと移籍。打者の胸元を突く荒々しくも魅力的なスプリットを武器に、見事な復活劇を遂げた。
その勢いは日本だけに留まらず、海を渡ってメジャーリーグベースボール(MLB)のボストン・レッドソックスでも救援投手として活躍。日米のファンを熱狂させた。現在、DAZNやHuluなどの動画配信プラットフォームで過去の名勝負やハイライト映像を振り返るファンも多いが、困難を糧にして世界最高峰の舞台へと駆け上がった彼の生き様は、プロ野球史においても異彩を放っている。