「激痛が走ったから、重大な病気に違いない」と過度に怯える必要はない。痛みは器質的な病変そのものというよりも、機能的な乱れや筋膜の硬化によって生じることが大半だからだ。
特に見逃せない要因が、自律神経失調症に伴う痛覚過敏である。交感神経が過剰に優位な状態が続くと、全身の末梢血管が収縮して痛覚の閾値が著しく低下する。通常であれば心地よい圧刺激であっても、脳が「激痛」と誤認して過剰にアラートを鳴らしてしまうのだ。さらに、足裏の足底腱膜が長時間の立ち仕事や偏平足によって炎症を起こしている場合、反射区とは無関係に局所の筋腱トラブルとして強い痛みが生じる点も留意しなければならない。