Q1:広島に投下された原爆と長崎に投下された原爆の違いは何ですか?
A1:使用された核分裂物質と構造が異なります。広島の「リトルボーイ」は濃縮ウラン235を用いたガンバレル型(砲身方式)で、長崎の「ファットマン」はプルトニウム239を用いたインプロージョン型(爆縮方式)でした。威力は長崎のファットマン(約21キロトン)の方が大きかったものの、広島は平坦な地形だったため、被害面積と死者数は広島の方が広範に及びました。
Q2:現在、広島の街に放射線の影響は残っていないのですか?
A2:現在、広島市街地の空間放射線量は日本の他都市や世界水準と同等であり、生活や居住において放射線による健康被害の心配は全くありません。原爆投下時の初期放射線および残留放射性物質は、物理的半減期と風雨による流失によって急速に減衰・消失しました。
Q3:なぜ原爆ドームは現在も当時の姿のまま残されているのですか?
A3:戦後、一時は「見るだけで辛い記憶が蘇る」として解体を望む声もありましたが、悲惨な過ちを二度と繰り返さないための警鐘として保存を求める市民運動が高まりました。1966年に広島市議会が永久保存を全会一致で決議し、定期的な耐震補強工事を行いながら、1996年にはユネスコの世界文化遺産に登録されました。