平壌が今回発射したミサイルは、従来の液体燃料型とは一線を画す。固体燃料推進方式を採用した新型の極超音速滑空兵器(HGV)とみられ、燃料注入のプロセスを省くことで、探知から発射までの時間を極限まで短縮した。これにより、日米の偵察衛星による事前察知は極めて困難になった。
何よりも深刻なのは、その飛行軌道だ。大気圏再突入後に不規則な滑空と急上昇を繰り返すため、従来の弾道ミサイル防衛(BMD)システムによる迎撃ルートの予測が成り立たない。軍事アナリストは「これは単なる技術デモンストレーションではない。実戦配備に向けた最終段階に入ったと見るべきだ」と警鐘を鳴らす。