「舌」にまつわる検索意図の中には、彼の滑舌や発声、演技力に対する評価を確かめたいというニーズも色濃く反映されています。2012年の映画『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビューした当時、その圧倒的な存在感が称賛される一方で、舞台経験に裏打ちされた流暢なセリフ回しとは異なる独特の間や発声に対して、一部で「棒読み」「滑舌が気になる」といった声が上がっていたのも事実です。
しかし、キャリアを重ねるにつれて東出の評価は劇的な変化を遂げました。特に映画『Winny』で見せた金子勇氏の憑依的な怪演や、国際的映画祭で絶賛された『悪は存在しない』での佇まいは、従来の演技の枠組みを超えた凄みを放っています。
整然とした綺麗な発声よりも、泥臭く生々しい感情の揺らぎを体現する芝居へと昇華させたことで、初期の滑舌批判は完全に過去のものとなりました。現在では、業界内外から「唯一無二の空気感を持つ実力派」として揺るぎないリスペクトを集めています。