バレエコンクールは、ダンサー本人だけの戦いではない。保護者と指導者の支えが不可欠だ。
保護者にできることは多い。経済的支援はもちろん、精神的なサポートが何よりも大きい。練習で疲れ果てた子どもを励まし、失敗しても次があると伝える。過度なプレッシャーをかけず、しかし適度な緊張感は保つ。このバランスが難しい。
指導者の責任はさらに重い。技術指導だけでなく、演目の選定、音楽の編集、衣装の手配、そしてメンタルケアまで。コンクール直前には、生徒以上に神経をすり減らしていることも珍しくない。
コンクール費用の現実
バレエコンクールへの参加には相応の費用がかかる。参加費27,000円から30,000円に加え、衣装代、移動費、宿泊費(遠方からの参加の場合)、練習会場のレンタル費など、トータルで10万円を超えることもある。
複数のコンクールに参加すれば、年間の費用は数十万円規模になる。これが複数年続くため、家計への負担は小さくない。しかし、それでも多くの家庭が子どもの夢を支援している。