家庭で痛みをコントロールし、変形の進行を食い止めるための二大柱が「適切なテーピングによる固定」と「患部に負担をかけない優しいストレッチ」です。
テーピングの目的は、指をガチガチに固めることではなく、「第1関節が不意に曲がったり反り返ったりするのを防ぐ」ことにあります。
【痛みを防ぐテーピングの正しい巻き方】
1. 幅12〜15mm程度の伸縮性または低伸縮性テープを用意します。
2. 指を軽く自然に曲げたリラックス状態(約10〜15度屈曲)にします。
3. 第1関節の真上を中心に、爪の根元から第2関節の手前にかけて、強すぎず弱すぎない力加減で2〜3周くるりと巻きます。
4. 指先がうっ血して紫色になったり冷たくなったりしていないか、血流を確認します。
市販のヘバーデン結節専用シリコンサポーターや金属プレート入り固定具を使うのも手軽で効果的です。水仕事の際は防水テープを活用し、常に指先への外力を逃がしてあげましょう。
また、急性期の激痛が治まった慢性期には、指先を揉むのではなく、手首や前腕の筋肉を緩めるストレッチが効果を発揮します。
・前腕の屈筋群ほぐし:手のひらを上に向け、反対の手で手首を優しく反らせて腕の内側の筋肉を20秒伸ばします。
・脱力グーパー体操:ぬるま湯(38〜40℃程度)に手を浸しながら、痛みのない範囲でゆっくりと指を開閉し、腱の滑走性を高めます。