身体を覆う布を極限まで減らし、アーサナの造形美を魅せる試み自体は決して昨日今日に始まったものではない。かつてアメリカのインストラクターであるサラ・ホワイトが、Webカメラの前で衣服を脱ぎ去りながらポーズを披露して世界中で物議を醸したように、肉体美とヨガの融合には根強い水脈が存在する。
欧米のリベラルな層に支持されたネイキッド・ヨガの潮流は、精神的な解放や自己受容の手段として語られることが多かった。古代インドを発祥とするハタヨガ本来の目的である「心身の統合」を、現代的な視覚表現へと大胆に再解釈した結果とも言える。しかし、モバイル動画が普及した現在、その文脈は劇的な変容を遂げている。精神性の追求というよりも、よりダイレクトな視覚的アプローチが主役に躍り出たのだ。