道具を用意せず、その場で直感的にチェックできる代表的な判定方法を紹介します。1つのテストだけで断定せず、複数のテストを組み合わせて総合的に判断するのが確実です。
1. 不意に背中を押された時に出る足(反射テスト)
直立した状態でリラックスし、パートナーに後ろから軽く背中を押してもらいます。この時、倒れないように自然と前へ踏み出した足が利き足(とっさに身体をコントロールする足)、あるいはバランスを崩した身体を支えようとした軸足であるかを確認します。一般的には、最初の一歩として反応良く前に出る足が利き足と判定されます。1人で行う場合は、両足を揃えて立ち、ゆっくりと身体を前傾させて倒れそうになった瞬間に反射的に出る足を確かめてください。
2. 階段を上る時の一歩目(無意識の初動テスト)
階段の前に立ち、何も考えずに最初の一段へ乗せた足を確認します。階段を上がる動作では、上段へ的確に足先を運ぶ巧緻性が求められるため、無意識に最初の一歩目として持ち上がる足が利き足である確率が極めて高いとされています。
3. あぐらをかいた時の上下関係(リラックス姿勢テスト)
床にあぐら(胡坐)を組んで座った際、自然と外側(上側・手前側)に重ねられている足に着目します。内側(下側)に引き込まれる足は体重を預ける支持側になりやすく、外側で自由に動かしやすい足が利き足と判断されます。
4. ボールを自然に蹴り出す足(サッカー動作テスト)
転がってきたボールや目の前に置かれたボールを、助走をつけずに「思い切り遠くへ蹴ってください」と言われた際に選ぶ足です。迷わずボールを蹴り出す足こそが典型的な利き足であり、その瞬間に全体重を乗せて踏み込んでいる反対側の足が軸足となります。
5. 目を閉じた片足立ちの安定感(支持力テスト)
両手を腰に当て、目を閉じた状態で左右それぞれの片足立ちを行います。何秒間ふらつかずに姿勢をキープできるかを計測した際、長く安定して立っていられる側の足が軸足(支持足)です。支持力が高い足が判明すれば、その逆側が自ずと操作を担当する利き足であると推測できます。