羽根が存在しない構造の生みの親といえば、英国の発明家ジェームズ・ダイソンだ。彼が率いるダイソン株式会社が生み出した「Air Multiplier テクノロジー」は、土台部分から吸い込んだ空気をリング状の開口部から高速で吹き出し、周囲の空気を巻き込んで数十倍の風量を生み出す画期的な仕組みである。露出した刃が一切存在しないため、子どもの好奇心による指の差し込み事故や、ペットの巻き込み事故は構造上起こり得ない。
加えて、低重心設計による倒れにくさも大きな強みだ。万が一、子どもがぶつかったりペットが接触して本体が傾いた場合でも、即座に傾きを検知して自動停止する安全センサーが標準化されている。従来の扇風機カバーを買い足すストレスや、ガードの隙間を拭き掃除する手間から完全に解放されるメリットは、多忙な現代の育児世帯にとって計り知れない価値をもたらしている。