気温の劇的な揺れも、2026年の東京を象徴する現象だ。南からの暖かい気流が都心を包み込み、3月でありながら最高気温が25度を超える夏日を記録した翌日、上空の強い寒波が南下して一気に9度まで冷え込む。この寒暖差スパイラルが、都民の自律神経を直撃している。
都内の内科クリニックには、激しい頭痛や倦怠感、自律神経の乱れを訴える患者が押しかける。医師は「季節の変わり目というレベルではない。ジェットコースターに乗っているような急激な環境変化に、人間の適応能力が追いついていない」と警鐘を鳴らす。服選びの迷いは日常化し、街を行けば厚手のコートを着た人と半袖Tシャツの人が交錯する奇妙な光景が広がっている。