個人飼育が認められていた法改正前、サーバルキャットの生体価格はおよそ100万円から300万円前後が相場でした。血統の良さや月齢、人馴れの度合いによっては350万円以上の高値がつくケースも珍しくありませんでした。
当時、日本国内でサーバルキャットを入手する経路は主に2つ存在していました。1つはごく少数存在した国内の専門ブリーダーからの直接購入、もう1つは海外(主にヨーロッパやロシアなど)のブリーダーからの正規輸入です。
国内ブリーダーからの譲渡であれば輸送ストレスを最小限に抑えられましたが、繁殖自体が非常に難しく年間に出回る頭数はごくわずかでした。一方、海外からの輸入は生体代金に加えてワシントン条約(CITES)に基づく輸出入許可手続き費用、航空運賃、輸入検疫費用が上乗せされ、諸経費だけで50万〜100万円近くが追加で発生する過酷な金銭的ハードルが存在していました。