2026年現在のシニア世代は、かつての「ITが苦手なお年寄り」とは根本的に異なる。団塊ジュニア世代が50代半ばに差し掛かり、60代の多くはスマートフォンを使いこなし、SNSやオンラインショッピングを日常的に利用している。ハルメクもまた、紙の強みを活かしながら「ハルメク365」などのデジタル会員プラットフォームを急成長させている。
動画での講座配信、オンラインイベント、健康体操のライブ配信など、ウェブ上のコンテンツも充実一途だ。しかし、主軸を紙から完全にデジタルへ切り替えるような拙速な真似はしない。スマートフォンで動画を楽しみつつ、手元にはじっくり読める上質な紙の雑誌を置いておく。このハイブリッドな心地よさが、デジタル疲れを起こしがちな現代シニアの感性にピタリとハマっている。