1980年の衝撃的なデビュー以前、福岡の高校生だった聖子が歌手を目指すにあたり、厳格な公務員だった父親は大反対だった。その中で、娘の才能と情熱を誰よりも信じ、陰ながら背中を押したのが母の一子さんだったと言われている。
上京後、大手芸能事務所であるサンミュージックプロダクションに所属し、一躍トップアイドルへの階段を駆け上った聖子。だが、急激な環境の変化や多忙によるストレスに晒される娘を、一子さんは常に家庭の温もりで守り続けた。事務所のスタッフに対しても丁寧な心配りを忘れず、現場で「聖子の母」として誠心誠意向き合う姿は、当時の芸能関係者の間でも高く評価されていた。