春一番は、気象庁が定めた明確な数値基準をクリアしたときに初めて公式発表されます。曖昧な感覚ではなく、以下の4大条件をすべて満たす必要があります。
第1の条件は、発生するタイミングです。対象となる期間は立春から春分までの期間(毎年2月4日頃〜3月20日頃)に限定されています。立春より前、あるいは春分を過ぎてからどれほど強い暖風が吹いても、春一番とは認められません。
第2に、気圧配置が「日本海に低気圧があること」です。日本海を発達した低気圧が通過することで、南の高気圧から低気圧に向かって暖かい空気が一気に引き込まれます。
第3に、南よりの強風の基準をクリアすることです。風向は南東から西南西の範囲で、最大風速は地方ごとに設定されています。例えば東京(関東)では最大風速8.0m/s以上、北陸では10.0m/s以上の風が観測されなければなりません。
第4に、風とともに気温の上昇が確認されることです。前日と比較して明らかに最高気温が高くなることが必須条件となっています。これらの要素が1つでも欠ければ、春一番として記録されることはありません。