手足口病の感染予防に関して、ネット上では誤った情報が散見されます。正しい感染管理を行うために、以下の2つの盲点を認識してください。
盲点1:市販のアルコール消毒液(エタノール)は効きにくい
手足口病の原因となるエンテロウイルスやコクサッキーウイルスは、脂質の膜(エンベロープ)を持たない「ノンエンベロープウイルス」です。一般的なアルコール手指消毒剤に対して強い抵抗性を持っています。消毒には、流水と石けんによる「30秒以上の物理的な手洗い」、または「次亜塩素酸ナトリウム(0.02%〜0.05%に希釈した塩素系漂白剤)」による物品の清拭が必須となります。
盲点2:一度かかっても別の型で再感染する
「子どもの頃にかかったから免疫がある」「去年罹患したから今年は大丈夫」という認識は誤りです。手足口病を引き起こすウイルスはCA6、CA16、EV71をはじめ複数種存在するため、別のウイルス型に曝露すれば成体であっても何度でも再感染します。