2008年3月、人気絶頂の中で突如としてすべてのレギュラー番組を降板した細木氏。「本業である占術の勉強に専念する」と宣言し、メディアの一線から退きました。この電撃引退の背景には、自身の健康管理と、後継者育成を見据えた緻密な終活戦略がありました。
生涯を通じて実子がいなかった細木氏が後継者として白羽の矢を立てたのが、実妹の孫にあたる細木かおり氏でした。幼少期からかおり氏を我が子のように可愛がり、2014年からは鑑定のアシスタントとして帝王学を徹底指導。そして2016年、正式にかおり氏と養子縁組を結び、戸籍上の母娘となって「六星占術の継承者」として指名しました。
晩年は京都の壮麗な別邸や東京の自宅で、かおり氏の家族やひ孫たちに囲まれながら穏やかな時間を過ごしたと伝えられています。そして2026年(令和3年)11月8日、呼吸不全のため都内の自宅で息を引き取りました(享年83歳)。最期は愛する家族の手を握りながらの安らかな旅立ちでした。
数十億円から数百億円とも囁かれた莫大な資産と出版権・ブランドは、周到な遺言と生前対策によって養女・かおり氏へと整然と引き継がれ、お家騒動などのトラブルを起こすことなく現代へと継承されています。