二次創作やネットコミュニティで長年ネタにされ、時に真剣な議論を呼んできたのが「ウマ娘には人間の耳もあるのではないか?(耳が4つある疑惑)」という問題です。一般的なアニメのケモミミキャラクターでは、頭頂部の獣耳に加えて人間の側頭部にも耳が描かれるケースが散見されます。
しかし、ウマ娘においては明確に「人間の耳は存在しない(耳は頭頂部の馬耳の2つのみ)」という公式設定が徹底されています。
アニメ第1期放送時の設定資料や作中の入浴シーン、髪をかき上げるカットを確認すると、人間の耳があるべき側頭部の位置は何もない滑らかな素肌として描写されています。さらに、この設定は世界観のあらゆるガジェットや日常品のデザインにも徹底して反映されています。
- ヘッドホンやイヤホンの装着位置:スマートフォンの通話時や音楽鑑賞時、ウマ娘たちは受話器やヘッドホンのイヤーパッドを頭頂部の耳に当てて使用しています。一般向けとは異なる「ウマ娘専用ヘッドホン」が存在し、アームが長く上部に向かって伸びる特殊な形状をしています。
- 帽子・ヘルメット・カチューシャの構造:トレセン学園の制帽やレース用のヘルメット、私服のニット帽に至るまで、すべての帽子には耳を通すための専用の穴(スリット)が開けられています。
- メガネのツル(テンプル):耳にかけるツルが側頭部に存在しないため、側頭部を適度なテンションで挟み込むタイプや、髪の毛の内側で固定する特殊なフレーム構造が採用されています。
このように、「人間と同じ位置に耳がない」という前提を徹底的に突き詰めることで、ウマ娘たちが暮らす世界の工業製品や生活様式に説得力を持たせる緻密な世界観構築がなされています。