「摘芯をした途端に葉が黄色くなり、株全体がしおれてしまった」というトラブルも後を絶たない。初心者が陥りがちな失敗には、明確な3つのパターンがある。
第1の失敗は「フライング摘芯」だ。苗がまだ小さく、本葉が5〜6枚程度しか展開していない段階で親つるを摘んでしまうと、地下の根群が十分に発達していないため成長が永久に停滞する。株元がしっかり太くなり、網や支柱を力強く登り始めてからハサミを入れるべきだ。
第2の失敗は「猛暑期の過剰な整枝」である。日差しが酷暑を極める夏場に葉を一気に切り落としすぎると、強い直射日光が残った果実や幹に直接当たり、「日焼け果」や急激な蒸散ショックによる枯死を引き起こす。過度な剪定を避け、直射日光を適度に遮るシェード役の葉を残す視点が欠かせない。
第3の失敗が「汚れたハサミによるウイルス感染」だ。消毒していないハサミで複数の株を次々とカットすると、モザイク病などの植物ウイルスが切り口から一気に感染拡大する。株を剪定するごとにアルコール消毒液や火炎消毒を行う衛生管理が、株を最後まで枯らさない絶対条件となる。