長澤まさみの恋愛史を語るうえで、今なおファンの記憶に鮮烈に残っているのが、元嵐の二宮和也との熱愛報道である。二人の出会いは2005年に放送されたフジテレビ系ドラマ『優しい時間』だった。富良野の厳しい寒さと穏やかな喫茶店を舞台にした名作ドラマのなかで、二人は心を通わせる役柄を演じ、やがてその絆は撮影現場を越えて現実のものへと発展していった。
互いの自宅を行き来する姿が週刊誌によってキャッチされた際、世間は大騒ぎとなった。当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった国民的アイドルと、東宝芸能の看板を背負う若き清純派エースの交際は、日本の芸能界全体を揺るがすビッグニュースだったからだ。双方の事務所による厳戒態勢や多忙を極めるスケジュールのすれ違いもあり、数年間の交際の末に静かにピリオドが打たれたとされるが、当時の二人が見せた切なくもピュアな空気感は今も語り草となっている。