映画ファンの間で今なお語り草となっているのが、2006年公開の映画『ベロニカは死ぬことにした』での体当たり演技です。パウロ・コエーリョの世界的ベストセラーを日本で映画化した本作で、真木よう子は自ら命を絶とうとしたヒロイン・トワ役を務めました。
劇中では、精神病棟という閉ざされた世界の中で自らのセクシャリティと生の実感を取り戻していく重要なシーンを熱演。惜しみなく披露されたヌードと大胆な演技は、公開当時大きなセンセーションを巻き起こしました。
しかし、そこで映し出されたのは扇情的な姿ではなく、生きることへの切実な叫びでした。若手時代から安易な話題作りに逃げることなく、難解なテーマへ真正面から向き合う彼女の女優魂は、本作を契機として業界内外に強く知れ渡ることになります。