岸辺の真骨頂は、武力だけでなくマキマの正体と脅威をいち早く見抜いた危機察知能力と冷徹な頭脳にあります。
マキマが小動物の耳を借りて日本中の音声を盗聴していることを見抜いていた岸辺は、デンジとの修行中や会話の際、直接口に出さず「メモ用紙に文字を書いて意思疎通を図る」という徹底した防諜措置を取りました。マキマに対して「嘘吐き」「お前が人間の味方でいるうちは見逃してやる」と言い放つなど、公安内部で唯一、支配の悪魔に屈せず対等に対峙した人間でした。
第1部終盤では、海外勢力や対魔特異5課、内閣官房と連携し、対マキマ殲滅部隊を指揮して銃撃戦を仕掛けるなど、公安のトップを相手に堂々たるクーデターを主導しました。
また、岸辺が遺した数々の名言は作品のテーマを象徴しています:
- 「悪魔が恐れるのは頭のネジがぶっ飛んでる奴だ」:理屈や恐怖で動く者は悪魔の餌食になるという、デビルハンターの生存法則。
- 「お前達100点だ」:理性を捨て、狂気を持って師匠である自分を殺しにかかってきたデンジとパワーを認めた至高の称賛。
- 「俺がお前達を最高にイカした奴らにしてやるよ」:死なせないためにあえて過酷な地獄を味わわせる、不器用な師弟愛の表れ。