中野のガチャガチャ文化の面白さは、カプセルを買って終わりではない点にある。目当てのアイテムを引き当てられなかったファン同士が、その場で自然発生的にトレーディングを始める光景が日常茶飯事で見られる。
特定のフロアの一角やショップ付近では、お互いのダブりアイテムを持ち寄り、声を掛け合って交換交渉を行うスペースのような熱気が生まれている。「被ってしまったアイテムも、他の誰かにとっては喉から手が出るほど欲しいお宝になる」。このリアルな人との繋がりやトレードの駆け引きも、デジタル時代の今だからこそ重宝されるアナログな魅力と言えるだろう。