ファンが最も熱望する単独ライブの裏側について、ふたりは特別な思いを口にする。ネタの原案を担当する堂前透は、アイデアの着想について「日常のふとした違和感を極限まで引き伸ばす作業」だと明かす。机に向かって捻り出すのではなく、移動中やふとした雑談の最中に生まれた小さな種を、じっくりと育成していくスタイルだ。
一方で、そのネタに命を吹き込む兎の存在も欠かせない。堂前が緻密に設計した台本に対して、兎が舞台上で見せる予期せぬリアクションや独特の間合いが、爆発的な笑いを生む。単独ライブの直前までセリフや細かな動きの修正が繰り返され、本番ギリギリまで精度を高め続ける。この妥協なき姿勢こそが、独創的なコント制作の秘話であり、観客を魅了し続ける最大の理由だ。