沿線に位置する私立中学校側の仕掛けも極めてスピーディーだ。100年近い歴史を持つ伝統校が相次いで国際バカロレア(IB)認定や海外名門大学との提携を発表する一方、中堅校ではプログラミングやデータサイエンスを必須化する「理数・STEAM特化クラス」の設置ラッシュが続いている。
単なる偏差値競争にとどまらない。各校が打ち出す独自のカラーが、個性を重視する保護者の価値観に突き刺さる。「画一的な進路指導ではなく、中高6年間で何に没頭できるか。その答えを明確に提示できる学校が、この沿線には密集しています」と教育ジャーナリストは指摘する。実験室の最新化やネイティブ教員の増員など、施設・人材への投資競争は2026年に入りさらに熱を帯びている。