「目に見えにくい心身の痛み」に光を当て、社会的な対話を生むきっかけとなった代表例が、漫画家・小山健のコミックを実写化した映画『生理ちゃん』である。実力派女優の二階堂ふみが主演を務め、吉本興業などが制作・配給を手掛けた本作は、単なるコメディ映画の枠にとどまらない深い余韻を残すヒューマンドラマとして高い評価を獲得した。
劇中では、女性が直面する苦悩を描くと同時に、性別を超えて誰しもが抱える「生きづらさ」や「人には言えない体調の波」を温かい眼差しで掬い取っている。本作は現在、NetflixやAmazon Prime Videoといった主要プラットフォームで世界的にも配信されており、男性自身が自らの不調を言語化し、周囲と共有するための大きな後押しとなった。