時代を象徴する肉体美を比較すると、体型への価値観の変遷がより鮮明になる。ハリウッドの伝説でありボディービル界の頂点に立ったアーノルド・シュワルツェネッガーの胸囲と肩幅の圧倒的バルクは、半世紀にわたり「強さの象徴」として世界中の男たちを魅了し続けてきた。彼の構築したクラシックなシンメトリーと巨大な筋量は、今なおウェイトトレーニング界における金字塔だ。
対照的に、世界を席巻するメジャーリーガー大谷翔平の身体は、現代スポーツ科学と圧倒的パフォーマンスが融合した新しい時代の到達点と言える。単に大きいだけでなく、胸郭の広さと柔軟性、可動域の広さを兼ね備えたその肉体は、YouTube上のフォーム解説やバイオメカニクス分析動画でも日夜研究されている。古典的なビルドアップ型と、現代的な機能美を追求したアスリート型。この二つの極致は、男たちが求める理想像の広がりを象徴している。