結成されたV6の中で、彼は最年少だった。最年長の坂本昌行とはおよそ9歳の年齢差があり、経験値も人間関係の構築力も圧倒的な隔たりが存在していた。年上グループ「20th Century」の背中を追いかけながら、同世代の「Coming Century」として活動する中で、彼は強い孤独感を抱えることになる。
プロ意識の高い坂本昌行らは、甘えを許さない厳しい指導で若手メンバーを導いた。ダンスのステップ一つ、挨拶の仕方一つに至るまで徹底的な指導が行われる中、言葉数の少なかった少年は黙々と汗を流した。周囲に追いつきたい一心で鏡に向かい続けた時間が、彼の根底に強いプロフェッショナリズムを植え付けた。当時の厳しい指導と愛情深い見守りがあったからこそ、グループの絆は深まり、若き彼の精神的成長を加速させたのだった。