2026年の日本は、極端な寒暖差と都市型の気候変化に見舞われている。朝の冷え込みから日中の昇温、さらに過剰に空調が効いたオフィスや移動中の電車内まで、一日のうちにめまぐるしく環境が変わる。そんな現代人の日常において、前開きで瞬時に体温調節ができる機能性は、もはや贅沢ではなく必須条件だ。
「以前はプルオーバー一辺倒だった若者世代も、いまやフロントジップの利便性に回帰しています」と語るのは、都内有力セレクトショップのディレクターだ。脱ぐときに髪型やメイクを崩さない点や、インナーに見せるカットソーやシャツとのグラデーションを楽しめる点が、タイパ(タイムパフォーマンス)とスタイルを重視する世代へ深く刺さっている。