いま池袋の蕎麦シーンで最も熱い視線を浴びているのが、極太の噛み応えある蕎麦に甘辛く炒めた豚肉を載せ、甘辛いつゆにラー油をたっぷり効かせて食べる「肉そば」スタイルだ。従来の蕎麦が持つ「静」「繊細」というイメージを覆すこのジャンルは、若者層を中心に圧倒的な支持を獲得している。
さらに興味深いのは、訪日外国人観光客からの爆発的な人気だ。日本の「SAMURAI SOBA」としてSNSで拡散され、連日長い行列がつくられている。ラーメンとも従来の日本そばとも異なる、力強い食感とスパイシーな味わい。多国籍な文化が混ざり合う池袋という土地柄だからこそ、この新しい食文化は必然のように根付き、世界へと発信されている。