東浜の魅力は水泳や日光浴だけに留まらない。近年、この地はポップカルチャーと深く結びついた新たなカルチャースポットとしての熱気も帯びている。人気アニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』では、主人公たちが歩いた印象的な舞台として砂浜や江の島弁天橋が精緻に描かれ、ファンの間で聖地として定着した。ファインダー越しに作中と同じアングルを探す若者の姿は、いまや浜辺の日常風景だ。
さらに、映画『海街diary』の情緒的なロケーションとしても国内外で広く知られ、Netflixなどの動画配信プラットフォームを通じてグローバルな認知を獲得した。海外からの旅行者が砂浜に腰を下ろし、静かに海を眺めるシーンも日常茶飯事となっている。サーフミュージックが心地よく流れるカフェやレトロな売店が共存する空気感は、長年培われてきた湘南カルチャーの懐の深さを物語っている。