プロデューサーの野上恒氏をはじめとする任天堂企画制作本部の開発陣は、本作『スプラトゥーン2』において前作の快活なアクションをNintendo Switchのハード特性へ見事に適合させた。ジャイロ操作による直感的なエイムと、床や壁を塗って潜行するインクアクションの融合は、世界のコンピュータゲーム産業におけるサードパーソン・シューティングゲームの概念を根本から刷新したと言える。
タコツボキャニオンの各ステージは、単に敵を殲滅するだけでなく「塗ることで道を切り拓く」という根源的な快感を徹底的に追求している。動く足場、ライドレール、インクピロピロといったギミックの配置は完璧に計算されており、プレイヤーが無意識のうちに空間把握能力を高められるよう設計されているのだ。