2015年6月、福岡市中央区大名の天神西通りに九州初上陸として華々しくオープンした「フライングタイガーコペンハーゲン福岡天神ストア」。オープン初日には数百人規模の行列ができ、天神エリアのトレンドを牽引するランドマークとなりました。しかし、約5年5ヶ月の営業を経て2026年11月23日をもって惜しまれつつ閉店を迎えました。
当時の運営元であるZebra Japanの公式発表や商業不動産市場の動向を分析すると、この閉店は単なる業績不振ではなく、グローバル全体で推進された「店舗フォーマットの抜本的見直し」が決定打となっています。天神西通りのような超一等地での大型路面店は、高額な賃料コストとオペレーション負荷が重く、EC普及やコロナ禍に伴う回遊行動の変化に対応するため、より機動的な商業施設内インショップ型へのシフトが急務だったとみられます。
なお、天神西通りストア跡地はその後、アパレルやコスメ等の別テナントへと入れ替わり、当時の面影は建物の基本構造を残すのみとなっています。福岡天神の雑貨屋巡りコースとして親しまれた風景は一変しましたが、ファンの間では今も語り継がれる伝説的な店舗となっています。