ファンの議論や読者コミュニティの分析において、ハギャ=レオルというキャラクターは、キメラアント編の中でも「極めて現実的な俗物」として高い評価を得ています。メルエムのように哲学的な問いに苦悩することもなく、ユピーのように純粋な戦闘衝動に目覚めることもなく、どこまでも自己の利権とプライドのために立ち回る姿は、読者に強いリアリティを与えました。
「能力を借りるために部下を使って恩を売る」というシステム化された悪賢さに対し、5ちゃんねるや知恵袋、各種考察ブログでは「現代のコンサルタントや政治家のような狡猾さ」「戦闘力よりもプロデュース力で生き残ろうとした異色の師団長」といった検証の声が根強く存在します。
また、日本テレビ版アニメにおいてハンターハンターのレオル役声優を担当した二又一成氏の演技も、キャラクターの魅力を決定づけました。二又氏の持つ独特の渋みと、どこか軽薄で自信過剰なトーンは、レオルの「王になりきれない野心家の脆さ」を完璧に表現していました。グラチャンのサーフボードに乗りながら調子に乗るコミカルさと、モラウを追い詰めた際の残忍なトーンの演じ分けは、アニメ屈指の名演として2026年現在も高く語り継がれています。