近年、若い世代やファミリー層のファンを急増させているのが映画聖地巡礼の要素だ。大人気アニメの劇場版作品である映画『名探偵コナン から紅の恋歌』において、紅葉に染まる嵐山や保津峡の美しい情景が物語の重要な舞台として描かれた。作中の情景と重ね合わせながら車窓を眺める旅は、ファンにとって忘れられない特別な体験となっている。
京都市観光協会が配信する観光データによると、トロッコ保津峡駅での途中下車は通好みの穴場ルートとして推奨されている。無人駅でありながら、駅のホームからは保津川の渓谷が一望でき、信楽焼のたぬきの置物たちが乗客を出迎えるユニークな空間が広がる。混雑する主要駅の喧騒を離れ、ハイキングコースへ足を延ばす旅行者も増えている。