血中のテストステロン濃度が高いだけでは、必ずしも効率よく筋肥大が起きるわけではない。重要なのは、そのホルモンを受け取る「アンドロゲン受容体(AR)」の密度と感度である。受容体の数が多く、結合効率が高い人物ほど、筋タンパク質の合成シグナルが強力に細胞核へ伝達される。
また、成長ホルモンやIGF-1(インスリン様成長因子1)の分泌タイミングや、インスリン感度の高さも無視できない。トレーニング後に取り込んだ糖質とアミノ酸を効率よく筋肉細胞へ引き込める代謝システムを持つ者ほど、脂肪を増やさずに筋量だけを増やす理想的な体組成変化を実現できる。