さとう りさの芸術家としての基盤は、日本で最も権威ある美術教育機関の一つである東京芸術大学で培われた。大学院でデザインを専攻した彼女は、平面から立体へ、そして空間全体を包み込むインスタレーションへと表現の幅を広げていった。
2008年、彼女は文化庁新進芸術家海外研修制度研修員に選出される。この制度は、将来性のある若手芸術家を海外に派遣し、国際的な視野と技術を習得させることを目的としている。この経験が、彼女の作品に国際的な文脈とローカルな感性を融合させる土台となった。
海外研修を経て帰国後、さとう りさは日本各地の芸術祭やアートプロジェクトに積極的に参加するようになる。彼女の作品は、単に「見る」だけでなく「触れる」「体験する」ことを前提に設計されている点で、従来の彫刻の概念を更新し続けている。