日本大学には「理工学部」「生産工学部」「工学部」という3つの理工系学部があり、受験生が最も混乱しやすいポイントとなっています。それぞれの明確な違いを整理しました。
駿河台と船橋に拠点を置く理工学部は、14学科を擁する伝統的な大型学部で、基礎理論の追究から最先端の応用研究までを幅広く網羅するアカデミック志向が特徴です。福島県郡山市にキャンパスを構える工学部は、「ロハス工学」を旗印に環境調和型テクノロジーや地域密着型研究を推進しています。
これらに対し、千葉県習志野市に位置する生産工学部の最大の特徴は「工学に経営・マネジメント(MOT思考)を掛け合わせる」という独自の理念です。設計や開発のスキルだけでなく、製造コストの管理、品質管理、知的財産、マーケティングといったビジネス視点を持つ「経営がわかるエンジニア」の育成に特化しています。研究者というよりも、実社会の産業現場で即戦力となるリーダーを育てる思想が根本的に異なります。